DTM向きコンプレッサーおすすめ5選|使い方と基礎知識も徹底解説!

DTM向きコンプレッサーおすすめ5選|使い方と基礎知識も徹底解説!

BestOne編集部

2024年04月18日時点の最新価格で比較できます

コンプレッサー(コンプ)はDTMの音楽制作では、イコライザーやリバーブと並ぶぐらい、エフェクターの基礎としても重要なものです。そこで今回は、コンプレッサーの基本的なパラメーターの説明と使い方と共に、DTM向きのおすすめコンプレッサーをご紹介します。

企画·制作
オールアバウト Best One 編集部
株式会社オールアバウトのメディア事業部にて、いま買うべきおすすめの商品を紹介する情報サービスBest One(ベストワン)の企画制作をしています。家電やガジェット、生活雑貨等の調査・口コミ・実機検証レビューをはじめお得なセール情報まで、もっと簡単に比較できるサービスづくりを追及しています。
詳しくはこちら

本コンテンツは、オールアバウトBest One編集部の調査に基づいて、独自に制作されたものになります。また、コンテンツの内容やランキングは広告出稿等の有無に影響を受けることはありません。なお、記事内で紹介した商品を購入すると売上の一部が当サイトに還元されることがあります。

目次
ミックス・マスタリングに必須のコンプレッサーとは?
コンプレッサーの使い方(主要パラメータ)
DTM向きのコンプレッサーおすすめ5選
まとめ|テクニックや設定方法は動画サイトを参考に!

ミックス・マスタリングに必須のコンプレッサーとは?

ミックス・マスタリングに必須のコンプレッサーとは?
コンプレッサーとは音を圧縮(Compression)するエフェクターで、略して「コンプ」とも呼ばれています。バラつきのある音を平均化して聴きやすくしたり、アタック感を強調したり、迫力のある音を作ることが可能です。コンプレッサーだけでも色々な種類があり、VCA・真空管・FET・光学式……など、それぞれ動作の仕方や特徴に違いがあります。

また、DAWで使うプラグインのコンプレッサーにも、実機で存在するコンプレッサーをエミュレート(模倣)したアナログっぽい音のするもの、DAWに最初から付属しているコンプレッサー、通すだけで音質が変化するコンプレッサーなど、幅広く展開されているのがコンプレッサーです。

そんなコンプレッサーは、リバーブや歪み系のエフェクターみたいな派手な変化がないため、初めて使う方には魅力的に感じないかもしれません。ですが、コンプレッサーは、イコライザーやリバーブと並ぶぐらい、エフェクターの基礎としても重要になるため、積極的に使ってみることをおすすめします。

▼コンプレッサーをかけると音圧が上がる?

▼コンプレッサーをかけると音圧が上がる?
一般的に聞き慣れない「音圧」を説明すると、かなり長く難しい話になってしまうため、ここでは「音圧=音量」という認識で考えていきます。音圧を上げるということは音量を上げることと、ほぼ同義であると覚えておきましょう。

▼プロの音源が音量が大きい理由

プロの音が大きいのにはいくつかの理由があります。響かせるポイントとしてコンプレッサーがあります。コンプレッサーを用いてピークを潰すなども手法として行います。ここでは、コンプレッサーで音の響きをよくするポイントなどについて紹介し説明していきましょう。
 

1、音を大きく聴かせる肝はコンプレッサーにあり

1度自分の楽曲を作ってみた方は感じたことがあると思いますが、プロが作った音源と自分の音源とだと、かなり音量の差があったという経験はないでしょうか。それこそが、ダイナミックス系のエフェクターの特徴であり、音を大きく聴かせるポイントなのです。

2、ピークを潰して平均音量を上げる

CD音源をDAWに取り込んで、波形を見てみると波形の面積が大きく、音量の小さい部分と大きい部分にあまり差がないのが確認できます。ここから「ピーク(メーターの赤ランプがつく音量)を圧縮して平均音量を上げた」ということが分かります。

そして、それこそが音圧の正体でもあるのです。つまり、コンプを掛けると音圧が上がるのは「ピークを潰して(圧縮して)、平均音量を上げている」からということになります。

▼実際に使って試すのがおすすめ

こればかりは自分で試してみるのが1番分かりやすいことでしょう。リミッターというプラグインがあればそれを、なければコンプレッサーのレシオを「∞:1」に設定して、スレッショルドを「0dB」に設定してみてください。

アタックタイムは「最速」、リリースタイムは「遅め」に設定して、インプットゲイン(入力ゲイン)を上げてみてください。アウトプットやトラックのフェーダーを動かさなくても音量が大きく聴こえてるはずです。

それこそ「ピークを潰して平均音量を上げた」ということになり、音圧が上がったということになります。ダウンロード形式のソフトでも良いですが、慣れてきたら実機にも触れてみるのがおすすめです。

コンプレッサーの使い方(主要パラメータ)

コンプレッサーには主要パラメーター「スレッショルド」や「レシオ」「アラックタイム」「リリースタイム」と言った機能を用いることで効果的な音を作ることができます。ここでは、それぞれの機能や効果などについて、説明し使用方法などを紹介していきましょう
 

▼スレッショルド(Threshold)

▼スレッショルド(Threshold)
スレッショルド(Threshold)は、コンプレッサーの掛かり具合を調整するツマミです。スレッショルドで設定した音量を上回ると、コンプレッサーが作動し、音が圧縮されます。実際に音がどのくらい圧縮されているかは、ゲインリダクション(Gain Reduction)というメーターで確認することができます。

基本的にはゲインリダクションメーターの-3dB~-5dB程度を目安に掛けていくといいでしょう。もし、変化が分かりにくい場合は、かなり深めにスレッショルドを設定することで、どういう風に音が変わるのかを確認することができます。

▼レシオ(Ratio)

レシオ(Ratio)は、スレッショルドを超えた音をどのくらいの比率で圧縮させるか決めるツマミです。たとえば、パラメーターを「2:1」に設定した場合、スレッショルドを超えた音が1/2圧縮されます。目安としてまずは、「4:1」にパラメーターを設定するといいでしょう。

変化が分かりにくい場合は、比率を極端に上げたり(「32:1」「64:1」……)下げたり(「1.5:1」「1.25:1」)して、スレッショルドを調整すると変化を感じやすくなります。

▼アタックタイム(Attack Time)

アタックタイム(Attack Time)は、音がスレッショルドを上回った後、レシオで設定した比率に圧縮するまでの時間を設定するツマミです。たとえば、アタックタイムを「1msec」(1/1000秒)など、速く設定すれば、アタック感や音の立ち上がりを抑えることができます。

逆に「200msec」など、アタックタイムを遅くしていくと、アタック感が強調されるようになります。スレッショルドを深めに設定して、アタックタイムを動かしていくと、音の立ち上がり感が変わるのが確認できることでしょう。

▼リリースタイム(Release Time)

リリースタイム(Release Time)は、スレッショルドを下回ってからコンプレッサーが停止するまでの時間を設定するツマミです。リリースタイムでは、音の余韻を調整することができ、効果的に作用すると曲のグルーブもコントロールすることができます。

基本的にはリリースタイムは短めに設定して、次の音の立ち上がりには一回コンプの動作が停止している状態が好ましいです。ただし、リリースタイムを短くしすぎると「ポンピング」と呼ばれる、音がうねる現象が起きるので注意が必要です。

DTM向きのコンプレッサーおすすめ5選

ここからは、DTM向きのコンプレッサーのおすすめ商品をランキング形式で紹介します。アイゾトープやSTEINBERGの人気モデルや、ダウンロード形式モデルにも注目。ランキングは、本記事でお伝えした選び方のほか、Amazonや楽天市場などの大手通販サイトで人気の商品も参考にピックアップしました。スペック表にあるサイズの数値なども参考にして、使用目的に合った商品を見つけてみてください。 

iZotope(アイゾトープ) Ozone9 ダウンロード版 Advanced

参考価格: 46,200

作業効率が上がる・理想の音作りを求める方に

アメリカのオーディオ技術を開発している人気メーカー。Ozoneは業界標準ともいえるソフトです。求めている音を手に入れたいDTMユーザーにおすすめ。使い方に慣れるまで難しい面もありますが、作業効率を各段にアップさせることができ、理想の楽曲制作を追求していきたい方に必要といえるでしょう。

最大10%還元キャンペーンエントリー事前受付中!

PayPay支払いで誰でも毎日5%戻ってくる!

価格情報は以下に表示された日付/時刻の時点のものであり変更される場合があります
amazon.co.jp:2024年4月18日 15:31時点 rakuten.co.jp: 2024年4月5日 15:45時点 shopping.yahoo.co.jp: 2021年3月2日 14:38時点 本商品の購入においては、購入の時点で上記各サービスに表示されている価格および発送可能時期の情報が適用されます
型番:Cubase PRO/R

STEINBERG(スタインバーグ) Cubase PRO 11 通常版

口コミ・レビュー総合評価
4.71
(7件)
参考価格: 62,000

世界中で選ばれているCubaseの最新版

ドイツのソフトウェア会社であるスタインバーグが開発された音楽制作ソフトが「Cubase」です。DTM初心者の方からプロレベルの方まで、幅広く満足させるエフェクト・サウンドなどのほかに、最先端機能を搭載しています。前シリーズよりも使いやすさも向上させた点も魅力です。

最大10%還元キャンペーンエントリー事前受付中!

PayPay支払いで誰でも毎日5%戻ってくる!

価格情報は以下に表示された日付/時刻の時点のものであり変更される場合があります
amazon.co.jp:2024年4月18日 14:17時点 rakuten.co.jp: 2024年4月5日 16:45時点 shopping.yahoo.co.jp: 2024年4月8日 19:45時点 本商品の購入においては、購入の時点で上記各サービスに表示されている価格および発送可能時期の情報が適用されます
型番:CLA-76

WAVES Compressor/Limiter ダウンロード形式

参考価格: 3,950

DTMをこれから始める方におすすめ

昔から多くのユーザーに愛され、今もなおスタジオで活躍する定番のコンプレッサーのプラグインです。1176系と呼ばれるコンプレッサーは、いろいろなメーカーから発売されていて、それぞれ特徴が違ったりします。アナログのコンプレッサーをモデリングしたものを試してみたいのであれば、まずは1176系を試してみるといいでしょう。

最大10%還元キャンペーンエントリー事前受付中!

PayPay支払いで誰でも毎日5%戻ってくる!

価格情報は以下に表示された日付/時刻の時点のものであり変更される場合があります
amazon.co.jp:2024年4月18日 15:03時点 rakuten.co.jp: 2021年3月2日 14:44時点 shopping.yahoo.co.jp: 2021年3月2日 14:44時点 本商品の購入においては、購入の時点で上記各サービスに表示されている価格および発送可能時期の情報が適用されます

WAVES Renaissance Maxx Native ダウンロード形式

参考価格: 56,430

魅力的な7つのプラグインをバンドル

ボーカルに特化したコンプレッサー「Renaissance Vox」を含めた7つのプラグインをバンドル、WAVES Renaissance Maxx。この製品は、イコライザーやリバーブなども含まれていて、ミックスをワンランク上に仕上げてくれることでしょう。かなりシンプルな作りをしている「RVox(Renaissance Vox)」は、初心者でも扱いやすく手軽にボーカルを仕上げることができます。

最大10%還元キャンペーンエントリー事前受付中!

PayPay支払いで誰でも毎日5%戻ってくる!

価格情報は以下に表示された日付/時刻の時点のものであり変更される場合があります
amazon.co.jp:2024年4月18日 15:16時点 rakuten.co.jp: 2024年4月5日 15:45時点 shopping.yahoo.co.jp: 2024年4月8日 19:45時点 本商品の購入においては、購入の時点で上記各サービスに表示されている価格および発送可能時期の情報が適用されます
型番:CLAMCTDM

WAVES CLA Classic Compressors プラグインソフト

参考価格: 7,700

グラミー受賞エンジニアとの共同開発

世界で有名なアーティストを数多く手掛け、グラミー賞を受賞をしたクリス・ロードアルジ氏が所有している4つのクラシック・コンプレッサーをモデリングしたプラグインが搭載。実績と信頼性の高さ、使い勝手の良さから人気があります。

最大10%還元キャンペーンエントリー事前受付中!

PayPay支払いで誰でも毎日5%戻ってくる!

価格情報は以下に表示された日付/時刻の時点のものであり変更される場合があります
amazon.co.jp:2024年4月18日 14:17時点 rakuten.co.jp: 2024年4月5日 16:45時点 shopping.yahoo.co.jp: 2024年4月8日 19:45時点 本商品の購入においては、購入の時点で上記各サービスに表示されている価格および発送可能時期の情報が適用されます

まとめ|テクニックや設定方法は動画サイトを参考に!

DTM向きのコンプレッサーについてご紹介しました。コンプレッサーは変化が分かりにくく、最初は扱いずらいプラグインでもあります。最初のうちはプリセットなどを駆使しながら、音を加工していくといいでしょう。

音源の名前の付いたプリセットも用意されていることが多いので、それを見ながら「ボーカルはこんな感じ」「ドラムはこんな感じ」など、自分の引き出しを増やしていくのがおすすめです。

また、プラグイン全てにいことですが、プラグインを掛けたときは元の音と比較をしながら音を加工していきましょう。分からないながらも使っていくことが重要です。動画サイトでは様々な使い方、インストール方法、テクニックなどがアップされているため、参考にしてみるの良いでしょう。苦手意識を持つことなくチャレンジしてみてください。

※記事に掲載している商品の情報はBestOne編集部の調査結果に基づいたものになります。
※ランキングは、専門家による選び方のポイントや、Amazon・楽天市場・Yahoo!ショッピングなど各ECサイトの売れ筋上位商品、口コミ・検証・アンケート・価格情報等を参考にBestOne編集部にて順位付けしたものになります。
※記事に掲載している商品の価格はAmazonや楽天市場などの各ECサイトが提供するAPIを使用しています。そのため、該当ECサイトにて価格に変動があった場合やECサイト側で価格の誤りなどがあると、当サイトの価格も同じ内容が表示されるため、最新の価格の詳細に関しては各販売店にご確認ください。

あなたにおすすめの記事
DTMメーカー(ブランド)ランキング
もっと見る