部屋を防音スタジオ化するための基礎知識とおすすめ防音グッズ8選!

取材協力
有限会社フラクタル・デザイン ライター&エンジニア 中村太樹さん
音楽学校メーザーハウスでレコーディングやミキシングを学ぶ。卒業後はDTMステーションを書く藤本健の会社である有限会社フラクタル・デザインに勤務。現在は、レコーディングエンジニアやミキシングエンジニアとして活動する傍ら、記事の執筆もこなす。

「自宅スタジオを作りたいけど部屋の防音ってどうしたらいいの?」「吸音材、遮音材ってなに?」「ドアや窓ってどうやって防音するの?」「防音対策を安くするためには何をしたらいいの?」……、などさまざまな疑問にお答えします。

目次
自宅で演奏する前に…部屋の防音対策をしよう
防音対策における予算の目安
防音対策のポイント
賃貸物件の防音対策方法
【壁編】おすすめの防音対策グッズ
【床編】おすすめの防音対策グッズ
【窓編】おすすめの防音対策グッズ
【ドア編】おすすめの防音対策グッズ
部屋に防音室を設置するのもアリ
おすすめの簡易防音室

自宅で演奏する前に…部屋の防音対策をしよう

防音対策された自宅スタジオ
いいマイクを買ったのに、いざ家で歌を録ってみたら、外を走る車の音が入ってしまっていたり、あまりいい音で録れなかったりした経験はないでしょうか?余計なノイズや音の反射を抑えるためにも、防音対策をしましょう。

防音方法は3種類あります。1つ目は、音の反射を少なくし余計な残響がマイクに入らないようにするために行う「吸音」。2つ目は、音を跳ね返して外からのノイズや部屋の音を外に漏らさないようにする「遮音」。最後に、振動を抑えるために行う「防振」です。

防音対策における予算の目安

音楽スタジオのような防音対策をするのか、それとも部屋の一部なのか……、ドラムなどの楽器を演奏するための防音なのか、それともボーカルをレコーディングするための防音なのか……。目的によって予算の目安はかなり違ってきます。

もし、一室全てを完璧な防音仕様にするのであれば、数百万掛かります。ですが、ボーカルレコーディングのためであれば、マイクの周りを半分囲うような形をしている、リフレクションフィルターと呼ばれるものが3.000~50.000円で購入できるので、音の反射を抑える目的であれば、これだけで十分だったりします。壁や床、窓やドア……など、部屋の一部を防音するだけでも効果はあるので、それぞれの箇所についての防音対策ポイントを見ていきましょう。

防音対策のポイント

防音壁
一般的に自分で防音をするときは、壁から始める人が多いと思います。基本的に外側に遮音材、内側に吸音材を貼ればOKです。外が静かだったり、外に音が多少漏れても問題ないようであれば、吸音材だけでも大丈夫でしょう。

たとえば、スピーカーは部屋の環境に影響されやすく、スピーカーを置く台だけでも大きく音が変わります。スピーカーのための部屋作りであれば、壁からスピーカーを離して背面に吸音材を設置したり、部屋の角に吸音材または観葉植物を置くという方法もあります。

もし、全部自分で作業するとしても、部屋全体に吸音材や遮音材を貼るというのは大変だし、それなりに費用が掛かってしまいます。まずは、設置位置や音の出る方向などを工夫して、最小で最大限防音効果が出る方法を探してみましょう。

防音床
手軽にできる床の防音対策としては、カーペットを敷く方法でしょう。フローリングよりも、クッション性の高いカーペットは音を吸収してくれます。タイルカーペットやコルクマットを敷いて対策することができます。

また、音は空気音と固体音という2種類の方法で伝わっています。空気音は空気を振動させ耳に伝わってくる音で、固体音は壁や床など物を振動させて、そこに触れている体から伝わる音です。この二つの音が合わさった音を普段聞いています。そして、床の防音対策として重要なのは固体音の方です。なので、スピーカーやアンプなどの振動する機材は、床から離してその間に振動を抑制する素材のものを設置するといいでしょう。

窓を閉めた部屋でギターを弾く
窓はガラスでできているので、音をよく反射します。なので、カーテンを閉めるなどして対策しましょう。防音機能の備わった窓ガラスに替える方法や内窓を取り付ける方法もありますが、10万円前後の費用が掛かってしまいます。もし、窓を潰してもいいのであれば、吸音材を設置するのも一つの手です。

カーテンは遮光カーテンのような厚手で、窓の大きさにジャストなものを選ぶとより効果を期待できます。また、カーテンレールに洋服をぶら下げておくという方法もあります。

ドア

スタジオのドア
壁に比べて厚さのないドアは、音漏れしやすいところでもあります。ドアを防音のものにするか、ドアを覆うように自作で遮音材を設置するか…、方法は様々ですが、いずれにせよ本格的に行おうとすると、それなりの費用と手間が掛かってしまいます。

簡易的な方法としては、ドアの隙間を埋める方法とドアに布製ののれんを掛ける方法があります。また、吸音材や遮音材をうまく設置することでも、対策することはできるしょう。

賃貸物件の防音対策方法

マスキングテープ
賃貸物件でも、簡単に吸音材を壁に貼る方法があります。用意するものは、マスキングテープ、強力両面テープ、吸音材です。まず、マスキングテープを吸音材の枠と同じ大きさで壁に貼っていきます。次にマスキングテープの上に両面テープを貼り、吸音材を取り付ければ完成です。

これを必要な部分に同じ要領で貼っていけば、壁紙を傷つけることなく吸音材を設置することができます。マスキングテープは簡単に剥がせるのにも関わらず、粘着性もあるので吸音材を設置するときにかなり便利です。

【壁編】おすすめの防音対策グッズ

SN-3045-LG

アメリカメーカーの吸音材の定番「SONEX」。自宅や音響スタジオなどの業務用として、人気の高い製品。「SONEX」からさまざまな色や形のものが販売されているので、部屋の環境に合わせて好きにチョイスすることができます。
出典:Amazon
SN-3045-LG
4,958円(税込)
2018年10月3日 10:49時点
価格および発送可能時期は表示された日付/時刻の時点のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、購入の時点でAmazon.co.jpに表示されている価格および発送可能時期の情報が適用されます。

グラスウールボード 32Kガラスクロス白額縁貼 50mm厚(2×3)

リハーサルスタジオやレコーディングスタジオでも使われている定番の吸音材。比較的値段も安く、広範囲をカバーしたいなら、グラスウールボードを選択するといいと思います。吸音率も高く厚さがあるので、薄いものよりも広い帯域を吸音することができます。遮音材と合わせて設置すれば、かなりの防音対策になるでしょう。
出典:Amazon
グラスウールボード 32Kガラスクロス白額縁貼 50mm厚(2×3)
13,000円(税込)
2018年10月3日 10:49時点
価格および発送可能時期は表示された日付/時刻の時点のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、購入の時点でAmazon.co.jpに表示されている価格および発送可能時期の情報が適用されます。

【床編】おすすめの防音対策グッズ

静床ライト

振動を抑えたい場合は、より重くより厚いものを選ぶといいでしょう。これは厚さが約9.5mmとそこそこの厚さがあり、上側がカーペットになっています。下の階に人が住んでいない場合で、部屋の反響を抑えたいのであれば、安いカーペットやコルクマットでも十分に効果はあります。ホテルでも使用されている、業務用の防音マットなので信頼できる製品です。
出典:Amazon
静床ライト
10,800円(税込)
2018年10月3日 10:49時点
価格および発送可能時期は表示された日付/時刻の時点のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、購入の時点でAmazon.co.jpに表示されている価格および発送可能時期の情報が適用されます。

防音マットZS

より振動を抑えた防音対策をしたいのであれば、厚さ20mmのこのマットを選ぶといいでしょう。ダンススタジオやスポーツジムなどでも使われているので、ドラムのペダル音をかなり軽減してくれると思います。ただし、厚さが2cmあるので敷いているところと敷いていないところの段差ができ、ドアの近くに設置すると開かなくなる可能性があります。
出典:Amazon
防音マットZS
17,200円(税込)
2018年10月3日 10:49時点
価格および発送可能時期は表示された日付/時刻の時点のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、購入の時点でAmazon.co.jpに表示されている価格および発送可能時期の情報が適用されます。

【窓編】おすすめの防音対策グッズ

完全遮光生地の特殊高断熱カーテン「SHIZUKA」

基本的に厚手の遮光カーテンであれば問題なく防音することができるでしょう。また、先ほど紹介したグラスウールボードを窓にはめ込むにも一つの手です。
出典:Amazon
完全遮光生地の特殊高断熱カーテン「SHIZUKA」
10,560円(税込)
2018年10月3日 10:49時点
価格および発送可能時期は表示された日付/時刻の時点のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、購入の時点でAmazon.co.jpに表示されている価格および発送可能時期の情報が適用されます。

【ドア編】おすすめの防音対策グッズ

隙間テープ WISH SUN

ドアの隙間を埋めることで音漏れを軽減することができます。また、窓の端などに貼って防音効果を高めることもできます。隙間を埋めると密閉することができるので、意外と防音できますよ。
出典:Amazon
隙間テープ WISH SUN
1,099円(税込)
2018年10月3日 10:49時点
価格および発送可能時期は表示された日付/時刻の時点のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、購入の時点でAmazon.co.jpに表示されている価格および発送可能時期の情報が適用されます。

ニトムズ ドア下部シールテープ

ドア下にある隙間を埋めるためのアイテムです。基本的に室内ドアの下側には結構な隙間があるので、これを埋めると音漏れを改善することができます。
出典:Amazon
ニトムズ ドア下部シールテープ
0円(税込)
2018年10月3日 11:37時点
価格および発送可能時期は表示された日付/時刻の時点のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、購入の時点でAmazon.co.jpに表示されている価格および発送可能時期の情報が適用されます。

部屋に防音室を設置するのもアリ

部屋全体を防音仕様にするのは、費用も掛かり難しいものです。そういったときには、部屋に防音室を設置するという手があります。すでに完成しているものを設置するのもいいですが、ちゃんとしたものだと50万円ぐらいかかるので、時間があるのであれば自作してしまいましょう。インターネット上に自作防音室の設計図や実際に作った方のブログが多くあるので、それらを参考に道具や材料を調達して作るといいでしょう。

以前、私自身が作ったときには5万円ほどで作ることができました。中には3万円ほどで作っている人もいるので、大体3万~10万円ぐらいで作ることができるでしょう。値段に差がある理由としては、どれだけ防音するか、吸音材を何にするか、どのぐらいのクオリティを求めるか……、など差があるからです。

おすすめの簡易防音室

ISOVOX 2

防音室ではなく、頭だけ箱に覆われた状態でボーカルを録ることのできる製品です。小さいスペースで、最大限効果を発揮してくれるISOVOX 2は、日本の家に適した作りをしていると思います。設置する際は別途35mm径のスピーカースタンドが必要になるので、その点は注意してください。
1番人気
出典:Amazon
ISOVOX 2
129,600円(税込)
2018年10月3日 10:49時点
価格および発送可能時期は表示された日付/時刻の時点のものであり、変更される場合があります。本商品の購入においては、購入の時点でAmazon.co.jpに表示されている価格および発送可能時期の情報が適用されます。
今回は、部屋の防音について紹介しました。これまでお伝えしてきたように、防音するときには何を目的としているか明確にすることが大切です。部屋の反響を抑えたいだけなのであれば、遮音にそこまで力を注がなくてもいいですが、もし外への音漏れを心配しているなら遮音はしっかりしないといけません。

また、吸音材は設置しすぎると部屋の反響がなくなりすぎて、つまらない音になってしまうことがあるので、そのときは吸音材の量を調節して、快適な部屋作りを目指してみてください。
この記事の
商品一覧
グラスウールボード 32Kガラスクロス白額縁貼 50mm厚(2×3)
13,000円(税込)
防音マットZS
17,200円(税込)
完全遮光生地の特殊高断熱カーテン「SHIZUKA」
10,560円(税込)
隙間テープ WISH SUN
1,099円(税込)
ニトムズ ドア下部シールテープ
0円(税込)